機能的過ぎた家。
先日書きました通り、
就職活動用の図面を延々と書いていました。
どんな建物を書こうかと考えたのですが、
本に載っている物でいいやと思ってさっさと書いています。
書きあがれば応募が出来ると信じて、
せっせと書いています。
無性にホットケーキが食べたくなりましたので、
喫茶店に出向いたのですが駐輪場がなく、
泣く泣く断念しました。
で、
北浦和公園にある物があると聞き、
寄ってみました。

北浦和にある美術館。
椅子が大量に展示されている事で有名です。
が、
目当ての物はこれではなく、
この美術館と同じ設計者が作った物です。

コンテナでしょうか?
いいえ、
これは東京都23区内で5本の指に間違いなく入るであろう変なコンセプトの変な形の建物、
中銀カプセルタワービルの住居です。
どういう物かと言いますと、
黒川紀章が設計したメタボリズムを体現した建物です。
メタボリズムとは太っていると言う意味でなく、
人間社会と同じく建物も状況に応じて変化したり成長していくと言う考えの元で行われた、
一連の活動の事です。
……ややこしいですね。
この建物は各部位がモジュール化しておりまして、
住居区自体が古くなったり不要になった場合、
その部分だけを切り離したり、
交換したりして対応すると言う物です。
随分機能的です。
内部はこんな感じです。



展示されている物は中には入れません。
外から撮影できます。
近未来的ですね。
これが凄い好評だったかと言いますと、
寧ろ評価は逆でして、
交換も切り離しも1度も行われないまま解体されることが決まっています。
評価が低かった理由としまして、
写真を見ても分かります通り、
「殆どの家具が内蔵式になっている」点と、
居心地の悪さがあります。
ベッドを見れば分かりますが狭く、
人が住むには余りにも空間の余裕がないです。
更に写真を見ればわかる通り、
殆どの電化製品が内蔵式なので、
故障した時に修理屋に持ち込む等柔軟な対応ができない事があります。
また、
新しい物に交換する際にも内蔵式なので住居区ごと全部交換しなければなりません。
しかし、機器の修理や交換が数万円で済む所を、
住居区の交換で最低でも数百万円以上の支出を食らいます。
誰がそれを望むのでしょうか?
全て内蔵式と言う特性上、
住居と言うよりウィークリーマンションか、
バーチャルオフィスに使えば良かったのでしょうが、
(実際オフィスとして使っている所があるそうです)
当時の時代では無理だったようです。
東京に来たらこのへんてこな建物を1度見てみる事をお勧めします。
特筆する点としまして博物館等の公共物ではなく、
普通の住居目的の建物でこれをやっているのですから。
就職活動用の図面を延々と書いていました。
どんな建物を書こうかと考えたのですが、
本に載っている物でいいやと思ってさっさと書いています。
書きあがれば応募が出来ると信じて、
せっせと書いています。
無性にホットケーキが食べたくなりましたので、
喫茶店に出向いたのですが駐輪場がなく、
泣く泣く断念しました。
で、
北浦和公園にある物があると聞き、
寄ってみました。

北浦和にある美術館。
椅子が大量に展示されている事で有名です。
が、
目当ての物はこれではなく、
この美術館と同じ設計者が作った物です。

コンテナでしょうか?
いいえ、
これは東京都23区内で5本の指に間違いなく入るであろう変なコンセプトの変な形の建物、
中銀カプセルタワービルの住居です。
どういう物かと言いますと、
黒川紀章が設計したメタボリズムを体現した建物です。
メタボリズムとは太っていると言う意味でなく、
人間社会と同じく建物も状況に応じて変化したり成長していくと言う考えの元で行われた、
一連の活動の事です。
……ややこしいですね。
この建物は各部位がモジュール化しておりまして、
住居区自体が古くなったり不要になった場合、
その部分だけを切り離したり、
交換したりして対応すると言う物です。
随分機能的です。
内部はこんな感じです。



展示されている物は中には入れません。
外から撮影できます。
近未来的ですね。
これが凄い好評だったかと言いますと、
寧ろ評価は逆でして、
交換も切り離しも1度も行われないまま解体されることが決まっています。
評価が低かった理由としまして、
写真を見ても分かります通り、
「殆どの家具が内蔵式になっている」点と、
居心地の悪さがあります。
ベッドを見れば分かりますが狭く、
人が住むには余りにも空間の余裕がないです。
更に写真を見ればわかる通り、
殆どの電化製品が内蔵式なので、
故障した時に修理屋に持ち込む等柔軟な対応ができない事があります。
また、
新しい物に交換する際にも内蔵式なので住居区ごと全部交換しなければなりません。
しかし、機器の修理や交換が数万円で済む所を、
住居区の交換で最低でも数百万円以上の支出を食らいます。
誰がそれを望むのでしょうか?
全て内蔵式と言う特性上、
住居と言うよりウィークリーマンションか、
バーチャルオフィスに使えば良かったのでしょうが、
(実際オフィスとして使っている所があるそうです)
当時の時代では無理だったようです。
東京に来たらこのへんてこな建物を1度見てみる事をお勧めします。
特筆する点としまして博物館等の公共物ではなく、
普通の住居目的の建物でこれをやっているのですから。