関東地方が梅雨明けしたとの事で、
これから仕事探し諸々を本格的に……と決意した矢先、
離職証明書がないと保険証の発行が出来ない事に気づきました。
これがないと面接に行くにも事故にあったら一巻の終わりですし、
旅行に行くにしても同じ事態になったらと思うとぞっとします。
また、
仕事には離職証明が必要な所もあるので、
これがないと動けません。
前は離職証明書の発行に一か月以上かかったので、
(厳密には一か月以上たっても来なかったので、ハロワ経由で失業保険の申請書も含めて全て請求しました)
当面出かけられず本当に不便です。
どうせ明日は雨らしいのでいいのですが。
さて、
今日は川口の映画祭に行ってきました。
どうせ暇だから日時は関係ないと思いつつ、
朝一から出向いてきました。
埼玉県はカオスな県で、
どうにもベクトルがあっち方面に行ってしまっている県です。

これで本気の観光誘致ですから恐ろしい物です。
他県が見たら本当に何だと思うのかしら?
素直にトトロで狭山の観光誘致でもした方がいいんじゃないですかね? 因みに右は中の人のトークショーが25日にあるらしく、
受付で整理券を配っていました。
自分は行きませんが。
見た映画は二本です。
「絶え間ない悲しみ」
ペニシズム溢れる(本当に希望も救いもない)メキシコ映画です。
メキシコ映画と言っても、
ギターを銃火器に改造したマリアッチが敵を倒していくものではないです。
女が男に抵抗しようとも、
男尊女卑の世界では無意味であり、
(身勝手な駄目男が相手でも)順応していくしかない。
乾き切った村は徐々にアメリカの娯楽が入って行き、
村の娯楽や伝統がどんどん寂れて虚しい物になっていく。
村の人々も奥底で脱却を望む物の、
実際には金もなく叶う事はないので村に留まり今まで通りの生き方をしていくしかない。
そんな話です。
ガチで本当に救いがなく、
しかも淡々としている乾いた作風なので人によっては非常に退屈かもしれません。
徐々に廃れていく村と東京都の違いと言えば、
この辺の問題は意外に身近にあるのかもしれません。
そしてお昼休みは特設のレストランへ入りました。

お母さん風ミートスパゲティとの事です。
嫌いなナスが入っていました。
そして味は薄く、
チーズは納豆の如く粘り気を発します。
不思議な味でした。
少なくとも、
缶詰に入っているアレとは味が別です。
まずくはないですが、
違和感があるだけです。
で二本目へ。
「ガーディ」
音楽教師と英語教師が夫婦になり、
子供を作るも子供がダウン症で、
しかも矢鱈にうるさく叫ぶ為村から施設に移すと言う嘆願書を村で纏める。
しかし、
子供との別れを拒絶している父親と村のはぐれ者達と協力して留まる為の案を出し……と言う、
一見して非常にハードな内容です。
しかし非常にライトで笑い所が有り、
最後に感動が待っている映画らしい映画です。
ある意味ご都合で一部唐突な所もありますが、
本作品のテーマ性からすれば些細な点です。
作中に登場する音楽教師の恩師の言った言葉がそれかも知れません。
「モーツァルトは腎臓が一つしかなく心臓も弱かった。故に34年しか生きられなかった。(実際には35歳で亡くなっています)
当時、今の医療設備があれば彼は作曲家になれなかっただろう。(体が弱かったが故に)彼は彼の役割を果たしたのだから。役割を果たす、それが生きる事だ」
ダウン症でも何でも、
それには理由があり、
故に役割を果たそうとする。
その為に役割を果たせない人に役割を与え、
生きる意味を与える。
家族と言う物はそういう物かもしれません。
プロデューサー曰く、
「多様性」がテーマとの事で、
それぞれを認め合っていくという物だそうです。
(映画の舞台となっているレバノンは14ものコミュニティーが存在するそうです)
個人的にはじっくり見たい映画です。
が、
配給がないので国内での上映予定はないとの事。
因みに、
アカデミー賞の海外部門でレバノンの代表にノミネートされた作品らしいです。
チケットが1枚余裕があるので、
これを何処で使うのか、
それとも1枚で足りないのかさっぱりです。
あくまで3枚は目安ですので、
これから先の状況を見て考えます。
当日券でも普通の映画より安いですから。
テーマ : ちょっとおでかけ
ジャンル : 旅行