古典的な奴ばかり。

 キャッチャー・イン・ザ・ライを読み終えました。
 有名なタイトルは「ライ麦畑で捕まえて」ですが、
村上春樹の訳なのでこのタイトルになっています。

 別に村上春樹だからと言う訳ではないのですが、
評価を調べてみますと読みやすい一方、
他の訳に比べて攻撃性が少ない(言語では攻撃的な口調になっているそうです)らしいです。

 自分はライ麦畑で子供が遊ぶ話と思っていたのですが、
実際には都会に行ったキチガイ(まあそういう設定なので)少年の経験を描いたものです。

 ライ麦畑というのは、
がけっぷちにあるライ麦畑で遊んでいる子供たちが落ちそうになった時、
捕まえて戻す仕事に就きたいという内容を話すのがタイトルの由来です。

 主人公は所謂「無垢な少年」でして、
大人のルールや社会を軽蔑するが故に孤立していき、
子供や弱者を労わる純粋さを持っています。

 ある意味ではギャッツビーにも似ていますが、
違う意味の無垢です。

 ギャッツビーは最後に殺された挙句、
葬式に人が来ない&仲間から忘れ去られたかのようなふるまいをされる救済のなさだったのに対し、
主人公は最後に雨の中、彼女が乗った回転木馬を見て幸福感を覚えて家に帰ります。
(何故幸福感を覚えたかは作中でもわからないと書いてあります)

 アメリカの小説はどうにも「無垢な主人公と、社会との軋轢の生きづらさ」を書くのが多いようです。
 サリンジャーが「無垢」にあこがれていたのもあるようですが。

 自分も無垢に憧れを持っているので、
やっぱり来るんですよね、
そういうの。

 次に何を読むかは大体決まっています。
 図書館か神保町にでもあればですが。

 さて、
小説ですが直しを進めています。

2019y08m03d_204824168.jpg

 今回もいくらかダイエットをしています。
 主に立ち回り全般で、
ここを直せば第一段階は終わりです。

 8月中の休みを超えたころには形になっているかと思います。
 暑いですので、
こもりがちになりますからね。

 明日も暑いですが……多分お出かけです。
 自分は本当に引きこもりの逆バージョンですね。
 だから小説が書きあがらないのでしょう。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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風城 徹

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