デジタルカメラと交通費の支払いを終えました。
かなりでかい出費ですが、
会社諸々の継続のためにはしかたない事です。
これから先も資格の費用を含め、
さらなる出費が待っています。
しかも値上げで一杯一杯です。
何なのでしょうね?
さて、
さきたま資料館ですが、
例のアレが出ます。
かなり前でも書きましたが。


例の鉄剣です。
鉄剣はそれ自体の価値だけではなく、
そこに掘ってあるものが重要です。


これが何を意味しているかといいますと、
剣が製造された年代には関東圏内に大王=天皇の権力が及んでいたこと、
その天皇がワカタケル大王=雄略天皇(とされている)である事が分かります。
つまり、
天皇はこの時代に存在していたという証明となります。
厳密には、
他に発掘された、
以前に紹介した剣の記述にも同じ大王の名前の記述があるので、
複数同じ時代に同じ名前の大王が別の地方にいる=そいつは実在している可能性が高いというわけです。
これはソース元が一つしかない=捏造の可能性が高いの対し、
1つの事象に複数の証拠がある場合、
その事象は幾多の箇所で確認されている=事実だとみなすからです。 自分も学がないのでうまく駆けませんが、
例えば、
本能寺の変は現在生きている人間は誰も見たことがないのですが、
いつどこで発生したのか分かっていまして、
概ね事実であると認識しています。
これは複数の資料に特定の時代と場所で「本能寺の変があった」と記述があり、
更に記述があった場所に痕跡が残っている為です。
資料が一つしかない場合、
その資料以外に何も証拠がない(当然現地にも痕跡はない)のですから、
その資料はガセだと分かります。
そういう事です。
以上から、
同じ年代出別の場所で発掘された剣に同じ名前の記述がある=複数の証拠がある=実際の出来事と認められるとなり、
「天皇はこの剣が作られた時代には実在していて、かつ関東まで制圧していた」という事実が判明したのです。
日本の考古学の謎である「天皇はいつからいるのか」という謎を追跡する、
一つの鍵なのです。
逆を言えば、
これより前の時代は天皇が実在したのかという証明が怪しい、
といえます。
いかにして鉄剣がすごいのか、
よく分かった所でちょっと続きます。
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