消費物とするか、何とするか。

 シナリオの改稿を進めております。

 今の所、中盤まで見直しましたが容量が減る気配にありません。
 不味いなあ。

 と、ここで作品と言う物について考えてみました。

 今の漫画等は『消耗品』ではないのかとふと、考えてみました。
 と言いますのも、
漫画は決まったタイミングで連載される物ですけれど、
一回読んだら殆ど終わりです。
 確かに、単行本等で読み返すことが出来ますが、
それでも何年も保存しておくと言う事は余りない感じがします。

 となると、
消耗品を提供するのに必要なのは、
1つの物を何度見ても新しさを感じる『芸術性』ではなく、
単一の物を延々と提供する『生産性』であると感じるのです。

 そうなりますと、漫画は芸術品ではなく、
只の消耗品になるのではないのかと、そう考えたのです。

 でも、ボクはそうあってほしくないなあと思っています。
1回2回読んだら捨てられると言うのは余りにも酷い話だと思うのです。
 何せ、そうそう減る物ではありませんし、
作った物が綺麗さっぱり忘れ去られると言うのは、
作家として余りにも不憫だなあと、そう思うのです。

 でも、実際には、『消耗』する事で金銭が発生する物ですから、
少なからずそういう方向性が良いのでしょうね。

 それが悪いと言う訳ではありませんけれど、
何かこう、文化が創られず消費されていくだけと言うのは
余りにも酷いと感じています。

 そういえば、同じ話がケータイ小説でもあったような気がします。

 ケータイ小説は消費されていくだけの物だといわれています。
ボク自身はそうじゃなくて、進化していくだろうと信じていますけれど、
今の著名なケータイ小説を読んでいますと、
漫画同様、コンビニ弁当の如く
作り出されては何も感じずに消費されていくだけになっていくのかもしれません。

 そうなって欲しくないのですけれど、
時代がそういう方向になっているのでしょうね。

テーマ : 創作シナリオ
ジャンル : 小説・文学

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