もう何もしたくない!

 この土日、
何をしていたかと言うと何もしていませんでした。

 休みの日とはいえ、
何もする気になれませんでした。

 もう鬱状態です。

 昨日誕生日だったにもかかわらず、
コメントが一切ないと言う時点で何か追い詰められている気がします。

 たくさん拍手が貰えるような記事を書かないとですね。

 本題ですが、
シナリオの企画書をざっと書きました。

 と言いましても、
余りにも膨大なので後悔するのは如何しようか、
色々と悩みました。

 テキストのSSですといちいち撮影が大変ですし、
テキストをそのままアップすると他機種で見られなくなりますから。

 と言う訳で、
企画書云々は続きで書く事にしました。

 読みたい人だけ続きを読んでください。

 一応メモ書きの延長線上なので、
記述が統一されていない面があります。

 前回はキャラクターシートと別紙になっていましたが、
今回は今まで通りとしました。

 これを元に作っておいた方が経験や作業量的に楽と言うのと、
下手に掘り下げるのもどうかと思いますから。
(前は掘り下げすぎが理由で失敗しました)

 ゴッドイーター2ですが、
何気に起動させて見た所、
面白いです。

 長くて10~15分くらいでミッションが終わりますし、
最近のアクションゲームに多い武器だのみが少なく、
技量で何とかなる所がいかにもゲーム的だなと感じています。
カメラアングル次第で好きなだけパンツが拝めますし揺れますから。

 でもエフェクトが多すぎて見づらいのと、
グレネードのOP消費が多すぎてデフォルトだと撃てないのはどうかと思いますが。

 狙撃だとエイム視点が何故かズームになるのでグレネードでやっているのですが、
それだと殆ど弾が撃てません。

 何なのこの仕様。


企画書
■タイトル     :封魔(仮)

■時代背景、ジャンル:現代

■対象 :

■ストーリー概要

 都市で起きた大量破壊事件により、橘踏は死にビルの上に遺体が転がっていた。
 そこに1柱の天使が舞い降り、遺体に無念を晴らすと誓い彼の遺体を燃やしビルを爆破した。

 全てが終わり、世間は踏をテロリストとして処理した。
 また、事件は余りに未曾有の事態であった為、関係がある人間は全て差別され、踏を絶対悪とみなす風潮が強まった。
 彼がいた終わりの家は世論によって悪とみなして解散に追い込まれた。
 マザーや教会への同情もあったが、彼女は責任を取るように去っていった。

 その後亡き者となった人々を救うべく、独断で現地に入った神父は、生き残った人々から罵声を浴びせられる。
 彼等の罵声に神父は、多くの人々がテロにより希望を失ったからと悟り、希望のある世界を幻影でも見せられる、ある研究の再開を決意する。
 そこに1柱の天使が降りたち、希望を見せる研究へと籠っていく。

 マザー達は地方の教会へと引っ越し残りの生を送る事となった。

 その後数か月がたった。
 皆が踏を未曽有のテロとして処理し、メディア規制により誰もが語る事はなくなった。
 それほどまでに影響の拡大を恐れたのである。
 その状況で、橘洋子は緑や川の自然あふれる所で介護の勉強をしていた。

 彼女は25年前、大爆発事故の直前に両親が何者かに殺された。
 両親の死体の前には何者かが立っており、直後に翼が生え去っていった。
 その影響からか、以後見えないものが見えるという悩みと共に、両親や家族が死んだ理由。
 そしてあの翼をはやした存在の情報を追っていた。

 その中で彼女は封術を磨いていた。
 未完成ながら独学で作り上げ、これを持って他人には見えない魔を封じ、自衛を行っていた。
 様々な人間にも相談していたが、誰も妄想の類として取り扱ってくれず、徐々に友人を失っていった。

 介護仕事の帰り、魔が現れ彼女を襲った。
 彼女は魔に対処しようとするものの、男は巻き込まれ事故を起こす。
 その時天使が現れる。
 魔は彼女に向かっていく。
 天使は助けようとするも、彼女は封術を使い封じる。
 その様に天使は驚くも、安堵し彼女の前に来ると変わっていると言い、男の魂を抜き取る。
 男は天使を見て安堵の表情をすると息絶え、魂が抜き取られた。
 天使は魂を奪い、去っていこうとしたが、その時翼の生えた存在を思い出す。
 女性は追跡を始め、手に持っていた銀杯で天使を封じた。
 慣れていない天使は未知の封術に封じられる。
 彼女は25年前の出来事を問うが知らないと答える。
 彼は数か月の記憶しかない、新米の天使だったのである。
 しかし、彼女は解放せずに無理に契約を迫る。
 天使と繋がる事で、翼をもつ存在に近づけると確信したのである。
 天使はやむなく契約し、名をかたり武器の起動キーである2つの鍵を渡し名をかたれば来ると言って消える。

 その夜、男が死んだ事を駆けつけた天使から知る。
 悲しむ彼女に、天使は死は当然と言い、自分は死を与える職務にいると言う。
 引く彼女に、天使も魂を引きはがし、あるべき所へ案内して守ると言う仕事は最も嫌われると言う。
 彼女はだからどうしたと言って落ち込む。

 と、その時魔が現れ彼女を狙う。
 不意打ちに対して天使が救い、攻撃をして魔を退散させる。
 再び魔が襲ってくるも、彼女は魔を封術で封じ込め消滅させる。
 その様を見て天使は驚き、封術を習得した理由と、魔が識別できる理由を問う。
 彼女は過去の出来事からと言い、封術は独学で得たと言う。
 過去にも魔に襲われ、対策を取ってきたが友人がなく家族からも早い段階で独立したのだと言う。
 ならば近くの教会に相談すればいいと言い、彼女は戸惑い拒否されたと答える。
 最近越してきた人がいて、洋子に似た魂を感じると言う。

 神父は膨大な書物や提供された資料、天使から提供された情報からシステムの完成を望んでいた。
 彼は様々な書物や資料から提唱した、世界の事象の中で当人の希望の事象を取り出し、それを引き寄せるという物だった。
 しかし平行世界を一時的に引き寄せる概念から、異次元への干渉に必要となる莫大なエネルギーと、不明瞭な起動トリガー、同時に最も望まない事象を引き寄せ自身を取り込んでしまいかねないと言うリスクと理論上の難点を示唆しており、夢の夢であった。

 うちエネルギーと理論は天使の提供した武器と知識により解決が済んだ。
 残りは起動キーと始動時に必要な莫大なエネルギーを提供できる存在のみである。
 その両方を果たす者が必要であった
 天使は干渉できる者を捕縛できる使い魔を召喚し、調査して運んでくると言って消える。
 消えた後、神父はいけにえを呼んでくるようで気味が悪いと評する。

 翌日、天使に案内され向かうと、ぼろぼろの教会があった。
 恐る恐る近づくと、修道女が現れる。
 マザーが待っていたと言い、案内を迫る。
 天使と共に驚き、隣の天使を尋ねるが知らないと言う。
 修道女は予言者であると言って中に入り、寝たきりの彼女から話を聞く。
 彼女も天使が見えており、その姿に驚く。
 天使は懐かしい感じがすると言い、マザーは自分の名前を言い当てる。
 天使は自分の名前を言われると驚き、困惑する。
 契約はすでに終えているのだろうと言われ、天使は困惑する。
 そのうえで、洋子はマザーに希望を問う。
 彼女はかたくなにかかわらない方が幸せだと問う。
 テロを含めすべて是空で繋がっていると言う。
 それでも知らなければならないと返す彼女に詳細を話さず、天使を含め将来の為と称して完全な封術を教わる。

 教える最中、境遇を問われるとマザーはテロの後関係者として追い出されたと話す。
 彼女は魔について聞くも、マザーは口を閉ざし知らない方がいいと繰り返し言う。
 その上で希望と言う残酷さから目をそらし、平穏を過ごす様に言う。
 しかし、事実を知りたい彼女は否定する。
 そして魔を払うに重要な刃物は持つなと警告する。
 それは自分にとって極めて危険な物だと言う。

 彼女は封術として、警告した刃物に封印をかけ、所有する。
 強大な魔に抵抗するにはそれしかなかったからである。
 数日後、彼女の感情に呼応する様に魔が現れ彼女を襲うが、天使ははねのける。
 砕いた魔を封術を使ってとどめると、彼女は自分との因果関係を調べるべく回収する。

 魔の反応が消え驚いた天使はその場所に向かう。
 彼女と天使を見つける。
 天使同士の対立を嫌うも、止むをえまいとして天使を遣わし話をする。
 天使は別の天使を使いに出し魔について話す。
 そして撤退を促すも、拒否しバイアロが絡んでいる事を話す。
 バイアロの名を聞いて天使は驚き、計画に加担するように説得する。

 バイアロは快楽にまみれた世の縮図を生み出した事への制裁として2段階の計画を立てた。
 神が与える愛へ背き、自ら作り出した偽物の快楽と言う愛に染まった人間へ。
 ある者には絶望を、ある者には希望を与え真の愛とは何かをさとすことだった。
 これらを知り、あるいは乗り越えた存在こそが望んだ存在を指導者に立てて神への愛へ導くよう仕向ける。
 その一手として、宗教そのものの概念が薄れた日本を狙ったのである。
 その利害の一致として神父と契約し、自身は絶望を与えるよう計画を立てる一方、神父には希望として力を提供した。
 その一環として踏に試練を仕向けたことだった。
 仕向け結果は散々だった事を話す。
 天使は徐々に怒りをあらわにし、使いの天使に敵意を見せ、バイアロの居場所を無理矢理迫る。
 使いの天使は抵抗するが、既に
 天使は話すと突き飛ばし、去っていく。

 バイアロは洋子の元に向かい、計画を話す。
 洋子は計画に同意できず拒否すると、それでも契約だからと言って空刃剣により転送される。
 その様を見た天使はバイアロと対立、交戦する。
 天使は追い詰められるも機転を利かせてバイアロを追い詰める。
 
 彼女が転送されると、神父は事を話し彼女を説得する。
 しかし、彼女はマザーの言っていた「希望を求めた結果、自身は破格の罪を背負い破滅する」と言う言葉を思い出し、躊躇う。
 なおも説得を続けるも、彼女は動かない。
 神父は焦り、強く迫ると彼女は慄き、身を守るために本来封術に使うナイフを使って神父を刺す。
 垂れる血に反応し、システムが暴走する。
 その時、彼女はマザーがナイフを渡した時の警告に気づくも時すでに遅しの状態になる。
 そして、彼女の希望だった25年前の世界に誘導する。

 バイアロを追い詰めた天使は彼女を問う。
 しかし、こたえる事が出来ず、逆に理想を拒絶する理由を問う。
 彼女が希望に快楽やうつつを抜かさず、苦しんでいる事を理由としてあげる。
 理想と言う点では善行にすがる天使と異なり、人は自由意思を持つ限り自ら生み出した妄想である希望にすがるしかないと、過去に見た断片的な人だった頃の記憶から諭す。
 バイアロは納得するも、かつての人間に行った仕打ちから戻れないと感じる。
 そして、契約が切れている事を指摘し、彼女は既にこの世界にいない(この世にもあの世にも魂がない)事を知る。
 予言者で近い魂を持つマザーであれば、それが分かるのではと言い、マザーの元へと飛んでいく。

 一方、神父がいた場所に飛んだバイアロは、倒れた神父を見て希望のなれの果てを知る。
 そして、希望の先は快楽ではなく絶望であり、それを望むのも人だと悟る。
 そして、希望は快楽ではなく破滅のサインとして、止めなければならないと強く確信する。

 マザーは危篤状態だったが、天使が来るなり目を覚まし、迎えがきたと言う。
 魔に関わるなと言う意味を問うも、答える事はなかった。
 最後に天使の名と、踏を守れなかった為にテロリストとなってしまった事を嘆き、罪を問うと息を引き取る。
 悲しみの中、天使は魂を肉体から引きはがし、魂を覗き見る。
 その時見た映像から、マザーが何故そう言ったのかの理由を知る。
 そして、彼女が25年前の世界に飛んで行った事を話し、追いかけると言う。
 後のマザーとなった洋子をを止める為に。
 しかし、天使にその力はなく、人間に市場で関わる事は天使としての意に反する。
 そこにバイアロが駆けつけ、留まるよう命令を下すも拒む。
 天使はその力と任から、人に直接関与する事が出来ないからであり、その意思を示し実行すれば堕天を起こす。
 しかし、天使は約束を果たすと言う。
 バイアロは天使にかけられていた封を外し、時間に干渉する程の内なる力を開放し、新たな名と共に全てと契約不能となる、枷を外れた存在としての証を与える。
 それは同時に天使の規則から外れた存在=堕天使になる事を意味していた。
 魔として悪魔はもとより天使、神とも敵対する事になると。
 その事を承知の上で、天使は僅かによみがえった記憶とマザーの魂の中にあった因縁から25年前に飛ぶ決意をする。
  その勇気をたたえ、バイアロは時を越え希望に惑わされ、彷徨った者を救ってほしいと剣を託す。
 そして、天使は時を越えていく。
 その間教えてもらった封術を剣に施し『空刃剣』を『封刃剣』とする。
 
 彼女は25年前の世界にいる事に気づくと、かつての自分の家に向かう。
 家では幼い自分を連れた母親がいて、父親らしき人が関係を迫っていた。
 父親らしき人物は母親に言いよっているものの、母親は拒否している。
 それでも父親は引かず、母親に迫ろうとする。
 母親と父親は駆け落ちをした物の、父の家族により連れ戻され、行方不明となっていたのである。
 その後父親は後悔の中で家族の体裁を守る為他の女性とやむなく結婚し、親への貸しとして子をもうけていた。
 しかし、母親の行方を知ると父親は全てを蹴り、母親の元に戻りたいと駆け込んできたのである。

 そこにインターホンが鳴り、妻が入ってくる。
 父親は子供を連れた妻を見て見限るも、よりを戻そうとした父親は娘を人質にとり、刃物を持ち出して脅す。
 母親は動転して娘を取り戻そうとするが、その時手を滑らせてしまい
 そこに彼女が駆け付けて止めようとするも手を滑らせ母親の手首を切ってしまう。
 吹き出す血にショックを覚え、倒れる母親と呆然となる父親。
 そこに駆けつけた彼女が見た光景は、凄惨な物だった。
 その様を返り血を浴びた幼い彼女がじっと見ている。
 妻は発狂し、逃げようとする。
 その時の記憶が、過去に幼い自分が見た記憶と重なる。
 彼女は絶望し、そこから体に付着していた魔のかけらが増幅する。
 そして彼女を飲み込み、真魔となり子供と妻を吹き飛ばすと力を開放する。
 真魔となった洋子は欲望のまま暴走し、湾岸地域を破壊した。

 堕天使は破壊された街に飛ぶと、止めようとしているセルートに会う。
 セルートは堕天使を排除しようとするも、あしらわれる。
 魔として破壊を繰り返す彼女と交戦し、封術とデバイス、そして生前に魔と戦った経験を持って封印する。
 その時に魂の共鳴を感じた赤ん坊を抱えて戻る。
 彼女は堕天使が契約した天使だと気付く。
 堕天使は力を使い果たしたのか眠りに入り、人の側から希望を感じたいと言う理由から赤ん坊に入り込む。
 彼女は赤ん坊を抱え、自分が破壊した街を見て罪を償うと決める。
 しかしながら身寄りを失った彼女には教会しか行く場所がなく、やむなくそこへ向かい保護され、シスターとなる。

 
■世界観:
 空刃剣……バイアロの神具。
 「斬った物を、ピンを打った場所の近辺へ転送させ、ピンを打った場所に移動させる」
 刃に表示されたタイマーの間はピンの効果が有効で、ピンがない場合は通常通り切断される。
 ピンが刺さっている場合に切断した場合、切断されても瞬時に元に戻るのでダメージはない。(但し一旦斬られるので感覚はある)
 但し、ピンを差した場所が切った物の触れている空間と同一の分子が多数を占めていない場合、転送できずその「壁」で再構築されて停止する。
 例えば切った場所が空中で、差した場所が「水中」である場合、転送した物は水面で止まる。

 バイアロは水上で対立したサクサラムと抗戦する。
 ピンをサクサラムに差し込み、礫を転送して追い詰めるも水中に逃げたたため転送出来ず。
 水上に出た所を反射的にピンを打ちこむも、打ちこんだのは本体ではなく、自身を捕縛する盾だった。
 盾に捕縛された所で転送された礫により、弱まった所で説得される。

 封刃剣……ベルドゴールの神具。
 希望に混濁した者を救うと言う目的を達成させる為、バイアロから託された。
 彼自身の思いにより変質したもので、バイアロのそれとは別物になっている。
 ピンを打ちこんだ物を一定時間後、ピンを打ちこんだ状態に戻す。
 打ちこむ対象は空間、時間など問わない。
 但し、この剣で切った状態は元に戻せない。
 また、刃を中心とした剣全体に封術が仕込まれており、魔の実体化を無効化し影響をゼロにする(要は消滅させる)。
 これは天使や悪魔を問わず有効な上、威力を問わない(極論、斬られて封術が発動すればどんなに強くても即死する)であるため、非常に強力。
 但しこれは後付けの機能であり、ベルドゴールが追加した物である。

 最後にベルドゴールが真魔に使用し、変則的な攻撃を編み出していく。
 そして最後に封術を起動させ、彼女から魔を取り払った。

 複合型シールドデバイス
 サクサラムの持つ円状の大型の盾。
 陰陽の模様が描かれていて、両腕に浮くように装備されている。
 変形する事でワイヤーのついたクローになる。
 軌道はワイヤーで精神を連動して操作する、所謂有線式。
 クローには機関砲とパイルバンカーが搭載されていて、捕縛して相手を攻撃する。
 ワイヤーの射程は可視範囲内である。
 ワイヤー自身も武器であり、容易に様々な物を切断できる。
 複雑な機構故、元人間でないと扱えない。
 起動キーは2本の鍵で、これは契約時に彼女に渡した。
 よって理論上、彼女にも扱える。

 魔
 超常の者。
 天使も悪魔も同じ「魔」である。
 別次元の存在であり、それは精神的な力で干渉する。
 また、様々な事象に関与し超常の力を持つ。
 但し現世にいる為には実体化と、それに伴う維持が必要なためエネルギーが必要になる。
 それがない場合でも存在は出来るが、実体化出来ない情報体になる為、直接干渉できない限り感覚でとらえる事は出来ない。
 逆を言えばエネルギーがなければ実体化が出来ず、影響もない。
 主に依り代を介する。
 自我を持つ者と持たざる者とがいるが、その根拠は不明。
 異次元の存在なのでこの世の概念で言う「殺す」事はできない。
(そもそもその定義すらない)
 うち悪魔と呼ばれているものは人の闇を媒介にして生み出されている為、人がいるところに必ず現れるが、逆に人がいないところには現れないと言った特徴を持つ。
 うち異端とされているのが天使であり、天使は主の元にしもべとして動いている。

 天使
 色魔「天使」の項を参照。

 神のしもべとして使われているとされる存在。
 彼らの構成要素は霊体と呼ばれる圧縮したエネルギーのそれであり、別次元の存在とされる。
 その構成は色魔と同じである。
 エネルギーのそれは肉体等の入れ物にて圧縮され、これに霊体が入りこむ事で具現化する。
 但し、霊体の状態でも検知できる人間もいて、
 膨大な力を持っているが、その力の具現と維持は圧縮したエネルギーの量に比例する。
 すなわち、少なければそれだけ力を発揮できない。
 また、彼らは霊体なので死と言う概念がない。
 全体的に速さと地位を示す羽根と、体の一部に主への忠誠を示す鎖が繋がれた輪を打ちこまれている。
 また、守るための単純な構造の武器を持つ。
 これは人間の様に複雑な武器を使わなくても神の命令遂行が可能なためである。 
 守護天使と呼ばれている存在は、異性の姿となって取りつき、誕生の祝福から死の魂の選別まで行う任務を負う。
 天使には階級があり、第4位以上(天使を束ねる天使長以上)であれば神の力の切片とされる武具を神より賜る。
 これはそれぞれの力の具現であり、様々な奇跡を与えるとされている。
 その力の強大さにより、天使は直接人の行う事に関与してはならない事になっている。
 しかし、色魔のように霊体が関与しているものや、当事者が霊体として高いレベルにある場合であれば手を貸す事は多々あるようである。
 天使にも意志があり、それぞれ神からの目的を達成させるための思惑がある。
 穢れのない魂が天使の祝福で昇天する事で天使になるとされているが、それ以前の記憶はすべて消されてしまう。
 ただし完全に消されるのではなく、圧縮されて封印されている形式をとるようだ。

 封術 
 魔を封じるために人間が作り出した技。
 様々な儀式を介するとされるが、大きく分けて実体化の維持に必要なエネルギーを過剰に消費させて実体化不可能とするものと、束縛して固定させる物と2種類がある。
 また、両方を兼ね備えたものもある。
 使うだけであれば特に技量というものは必要なく、有る程度の知識と用具さえあれば誰でも使える。
 つまり、霊力の類は一切関係ない。
 しかし、熟練者との差が大きく出るのは他の道具や武道と同じである。
 魔に対して非常に効果が高いが、あまりにも強力なので天使を含む魔は使いこなせない。
(使用した時点で自身が封じられる)
 故に人にしか使えないものであり、唯一魔に対抗できる手段でもある。

 契約

 魔が人との間に執り行う物。
 これにより魔は実体化するための力を得られ、人は魔の力を借りられる。
 主に真の名をかたる事により魔を召喚し、実体化することで使役が出来る。
 また、一部の道具も使役できる。
 契約の解除は何をもってするかは不明であるが、その世界に存在しなくなった場合と、一方的な破棄が多い。
 その辺は個人の利害を持っては木とすることが多いようで、デメリットは特にない。
 (使用していた道具の類もすべて返還される為)

 ESWARPS

 神父が開発した「絶望に至った人間に希望を見せる」システム。
 要約すると「希望をかなえた世界」を引き寄せて見せるというものである。
 但し、同時に「絶望に至った世界」を引き寄せる事にもつながる為、躊躇われていた上に理論上だけで実現は無理とされていた。
 しかし天使手と契約して、その道具を解析することで完成させた。
 但し、起動する為には莫大な力と、別次元への干渉が可能な人間による認証が必要なため、別次元を認識できる=5感で魔を識別できる存在を求めた。
 神父はテロ事件以降に完成させることで、絶望に至った人間を回復させる事に使おうとしていた。
 そのトリガーとして彼女を探させて突き止めたが、彼女自身は拒否。
 しかし、彼女が咄嗟に取った行動により起動してしまい、彼女の希望である「25年前の世界で、自分が家族を失った原因である翼の生えた存在を突き止める」と言う物をかなえるために彼女を25年前の世界へ向かわせていく。

 言葉は「輪廻転生点による転移装置」の接頭語。
 元々は別の所から入ってきたものらしい。

 神具

 魔が使役する道具。
 人から見れば単純な構造であり、これは「元々力があるので補佐する道具程度で十分」と言う理由からである。
 但し複雑な機構の物もあり、これは人間の力(知恵)を介さないと完全に使いこなせない。
 故に魔は人との契約を望むのである。
 但し「元人間」であればこの知恵を潜在的に持っているので単独での完全開放と使役は可能となっている。

 テロ事件

 数か月前、大都市で発生した大量破壊テロ。
 橘踏は社会への不満や孤独感から大量虐殺を引き起こし、自爆して死亡した。
 その規模からして多くの人間は橘踏を徹底したテロリストとしてしか語らず、擁護する人間もいなかった。
 故に関係者は嫌われ、彼がいた終わりの家や彼の家族だったマザーも追放される事態となった。
 実際には色魔によるもので、踏や天使は色魔を食い止めようとしていた。

大破壊事故:
 25年前に発生した、突如として湾岸都市の高層ビルが次々と破壊された事故。
 原因は不明で、死者の数は相当に昇る。
 テロの可能性が示唆されたが、犯行声明もなく地盤の異常もなかった為謎とされている。
 一部のオカルト主義者からは陰謀論や、超常現象の噂が絶えない。
 また光り輝く人の姿を見たという証言もある。
 生存者は少なかったが、その中に踏とマザーが確認されている。
 実際には魔による破壊行為であり、天使が破壊を食い止めた。
 現在は高層ビル群に慰霊塔が建てられている。

 
■登場人物

)サクサラム
 テロ事件の数か月後に現れた天使。
 新人の天使であるが、元人間であるため人への懐きが良く複雑な神具を持つ。
 天使の中でもっとも忌み嫌われる「人の魂を肉体から引きはがす」事を主な仕事としている。
 その用途上、新人ながらある程度の階級が与えられている。
 魔を払った際洋子に捕まり、半ば無理矢理契約させられる。
 その時に神具の起動キーを渡す。
 以後彼女と共に魔を払うと同時にマザーに会う。
 マザーが自分の名を呼んだ事で戸惑い、彼女が移設した踏の部屋を見て生前の記憶を断片的に思い出していく。
 と、同時に希望と言う物が綺麗な物ではなく、辛い物であると考えるようになっていく。
 同時に封術を学ぶ。
 バイアロの手により、彼女がいなくなった事やバイアロの希望に対する見解の違いから激高し、対立する。
 一度は追い詰められるも、生前の記憶から経験を辿り、デバイスを完全に使いこなし生来の戦闘センスを発揮して追い詰める。
 その後、彼女の行方を知るであろうマザーの元に向かうが、マザーは臨終であった。
 マザーから魂を抜き取り、過去を見た時マザーの罪と生前の記憶を理解し、その罪を払うべく過去に向かう決意をする。
 そこに駆けつけたバイアロから希望を絶望に至らしめない様にと称し、そして絶望に至る者を救う事を条件に剣を受け取り、新たな名『ベルドゴール』を与えられる。
 過去に向かう際、その際剣とデバイスに封術を施す。
 そして堕天し、真魔と交戦する。
 その際自分ににた魂を持った者を感じ取る。
 そして封術を駆使して洋子を開放すると、自分似た魂を持つ赤ん坊を保護し、人の希望を命題的にとらえるべく赤ん坊の中に入り魂を共有する事になった。
 踏とは魂の段階で同一の存在である。
 名前の所以は『サクソフォン』と『ドラム』
 イスラーム教に出てくる死の天使『アズライル』
 神具は両腕に装備された円盤状の盾型複合デバイス。

)ベルドゴール
 サクサラムが堕天する時に与えられた名。
 バイアロの手により与えられた名であり、あくまで便宜上のものとなっている。
 生前の記憶をたどった経由から、相当な戦闘能力を持っており真魔を追い詰め、後に魂が同一である踏の体に宿る。
 魔でありながら封術を使いこなし、魔の力を兼ね備える。
 神具は盾型複合デバイスと封刃剣。
 名前の所以は『ベル』と『オルゴール』
 天使としてのモチーフは『メルキセデク』『グリゴリ』

)橘洋子
 28歳。
 25年前に翼の生えた存在によって家族を失う。
 吹き飛ばされ、意識をなくしていたところを保護され、以後親戚の元で育てられる。
 しかし折り合いが悪くさっさと独立し、田舎町にて介護の仕事をしている。
 地震の家族を崩壊させた、翼の生えた存在を追いかけており、そこに魔と呼ばれる存在が関わっていることを突き止める。
 その魔への手がかりとして、今は余り信用されていない「封術」を独学で習得するなど、求めるものに対して徹底している。
 また、事件以降魔をかんじることができるようになっているが、周囲には一人でぼやいているようにしか見えないので、周囲には話さないようにしている。
 魔に襲われかけた時、天使に救われたがその際、魔への近道として無理矢理封術で拘束し契約を迫った。
 その後、マザーに会い封術を完成させるも、その際に封術を増幅させる刃物を持たない事と、存在を追い続ければ破滅すると警告される。
 しかし、彼女は独断でナイフに封術を施す。
 その後、力を持っているとして別の天使に目をつけられ神父の元へ転送される。
 そこで力の解放を迫るも、彼女は防衛からの恐怖心から、寄ってきた神父をl持っていたナイフで突き刺す。
 その時垂れた血が起動トリガーとなり、彼女が望んだ25年前の世界へと向かう。
 そこで家に向かい、過去のトラウマの要因を目撃する。
 そこには血を流して横たわる父と呆然となっている赤ん坊を抱えている妻と幼い自分、包丁を持った母の姿だった。
 母は呆然となり、彼女は父を救えなかった事に絶望した事で封じた歳に所有していた魔が彼女に取付き、真魔と化した。
 以後絶望と拒絶の力を増幅させ湾岸区域を破壊したが、ベルドゴールの封術により元の状態に戻る。
 そして彼女はベルドゴールのいた赤ん坊の踏を抱え、居所を失いながらも破壊された場所を見て罪の意識を感じ取り、教会へと向かっていった。
 25年後から来た為、月日の詳細を知っていた彼女は予言者として祭り上げられマザーとなる。

)マザー

 教会を取り仕切っていた女性。
 53歳。
 預言者として様々な未来を予測しており、人柄もあって多くの人々に慕われていたがテロリストとなった踏を育てたとして追い詰められ地方に追い出された。
 更に精神と肉体が衰弱してしまい寝たきりとなってしまった。
 魔を認識出来るが、特異性から自分であまり言わない。
 洋子とサクサラムとを認識し、彼女に封術を教えるが、封術の増幅装置兼護身用として持っているナイフが仇になる事、自分は過去の経験を未来として話している程度であり、そこには違いがある事から、過去と未来は同じにならず繰り返さない事、希望は絶望への道程である事を話す。
 次第に体が衰弱していき、今際にはサクサラムの名と思い、踏への懺悔、自らの罪を吐露して亡くなる。
 その時サクサラムにより魂が抜かれて読み込まれ、彼女の罪の正体を知る。
 そして魂はバイアロにより本来あるべきところへと返った。
 本名は橘洋子。
 彼女の正体は25年前に飛んだ洋子である。
 踏の母親と認識されているが彼女には出産経験はなく、25年前に魔から戻った際に生き残った踏を保護したに過ぎない。

)カルロス=ロッソ
 神父。
 30代、男。
 ブラジル系で布教の為日本に住んでいる。
 積極的に各所に出向き、多くの人を救おうとするも裏目に出ている事が多い。
 しかし、本人は試練と称して気に留めていない。
 テロ事件の際にも現場に出向いている。
 現地において人のすさんだ心を目の当たりにしてショックを受ける。
 教会に戻り、研究室に出向いた所で舞い降りたバイアロに、頓挫したある研究を指摘され達成の為に契約する。
 その研究はESWARPSと呼ばれる、希望を叶えるビジョンを見せる物だった。
 天使がもたらした剣を解析する事である程度解決するも、起動トリガーとなる「異界に干渉出来る上純粋な存在による異界への認証」という条件を解決できなかった。 
 これを天使は解決させるべく、使い魔で持って洋子を見つける。
 そして彼女を転送し、認証を迫るも彼女に拒否され、自己防衛のためにナイフで刺される。
 彼も「天使と契約した存在」であるために異界を認識できる純粋な存在となっており、彼の血で認証が行われ、彼女の力でもって完全に起動。
 彼女を莫大なエネルギーでもって転送する。
 その様を見て、天使が目的のためにじぶんをりようしたのではないかと疑いを持つ。
 その瞬間に契約が消え、同時に意識を失う。
 天使の側からすれば、彼を利用する気はなく、結果としてそうなったにすぎない。
 囚われることなく一つのものを探求する考えは強いが、思い込みも多く詰めが甘い。
 
バイアロ
 天使を束ねる長で、周りからの評価も高い。
 元人間の天使であるが、天使としての経験は長く、純粋な天使でも評価されている、
 恐らく中世か、それ以前からの天使である。
 生真面目で融通が利かず、汚れているという理由からか、人間を嫌っている印象がある。
 故に人間をある目的の為に利用しているのではないかという噂もある。
 但し、本人からすればその気は全くない。
 得物は空刃剣であるが、よほどの事がない限り使わない。
 純粋な踏の遺体を燃やしたのち、現地に入ったカルロスに迫り契約を求める。
 それは彼が求めている希望と言う物を解き明かす命題のためであり、その立証のためカルロスの協力が必要だったからである。
 希望と言う物を手に入れた人類が堕落を引き起こしたと考えており、人は神の愛のみを受け入れ、同じ方向を向く事で行き詰まりから歩いて行けると考えていた。
 しかし、その論理的な根拠がなく思想のレベルでしかなかった為、カルロスと契約し自身の命題を解き明かそうとしたのである。
 カルロスの研究完成に必要な存在を、異次元の存在である魔を使役して探していた。
 そして洋子を見つけると、彼女を転送した。
 その際契約していたサクサラムが激高し、彼を追い詰めるも経験や剣の力で逆に追い詰める。
 そして、希望が堕落を引き起こすと言い切る。
 しかし、希望が必ずしも堕落を招くものではないと諭し、更に色魔との戦闘経験を記憶から引き出した事で完全胃デバイスを使いこなせるようになったサクサラムにより追い詰められる。
 そして、カルロスの元に向かうと彼は刺されており、彼女が転送されていく所だった。
 希望の正体が傷ついたカルロスと否応なしに転送された彼女のナイフだった事に気づき、希望が絶望に至る道程だと言う、サクサラムの話が事実であったことを知る。
 そして、マザーの死を看取ったサクサラムの元に向かい、過去に行こうとする彼に名と力、剣を与えると希望が絶望になった時、救い出せる勇気を人に与えて欲しいと、天使長としてではなく友として託す。
 名前は『バイオリン』と『チェンバロ』。
 天使のモチーフは『マンセマット(マステマ)』である。

)セルート
 踏と契約していた女性の天使。
 テロ事件の後、身を引きバイアロの元で活動していた。
 彼に同意はしていたが、計画や思想は急すぎるとテロ事件の後に考えるようになる。
 魔を封じたサクサラムに会った際、踏や昔あった天使に面影が似ている事を話し、希望のなれの果てを示唆する。
 これがサクサラムにとって、希望が絶望への道程であると実感させた。
 サクサラムの部下としてマザーの最期を看取った際に現れる。
 武器は弓と球体であるが、球体は複雑な機構を持つため、彼女自身には使いこなせず、人の力を借りる必要がある。
 名前は『セロ』と『フルート』
 天使のモチーフは『アークエンジェル』

真魔(SNMA)

 25年前に現れた魔。
 強大な力と能力により、湾岸区域を破壊しつくした。
 その正体は洋子で、彼女は25年前に転送された時に父親の殺害現場に遭遇。
 犯人が母親であった事実を知って絶望し、マイナスの感情をトリガーとする魔が増幅して取り付き、魔になった。
 天使から見ても圧倒的な力を持ち、手に負えなかった。
 そこに食い止める為に25年後の世界から現れた天使により封術を持って魔は封じられた。
 彼女自身は意識しておらず、自覚もしていないが一瞬先の未来を読み、そのうちにある様々な事象から最も発生率が高い事象を強制的に実行させる能力を持つ。
 これにより他者から予知能力と捉え、自身は直感が強いと認識される。
 強制的に実行した所で時間軸を戻し、もう度同じ事象を実行しようとした所を読まれてしまい、逆手に取られて追い詰められ封じられる。
 本体に理性や記憶はあり、幼い自分を認識して吹き飛ばし、意識を奪った程度にとどめた。
 魔は彼女の絶望からの逃避である内面的な破壊衝動を強めているに過ぎない。

魔(バイアロの使い魔)

 バイアロが使役する魔。
 精神体に媒介を宿らせる事で実体化する。
 実体化した形状は芥が付着する事で、精神体のイメージした姿に固定する。
 但し維持するのに必要なエネルギーは媒体に依存し、供給ができないため時間制限のようなものはある。
 精神体なので死と言う概念はなく、消耗すれば精神体となり拡散する。
 但し、封じ込められればその場に精神体が留まり、人によては回収できる。
 多少の理性はあるが、使役に問題がある為バイアロ自身が封じている。

)橘踏

 マザーに育てられた子供で、数少ない男性のオルガニストだった。
 天使と契約することで突然襲い、殺戮を行う色魔と戦うことになるも、その正体が自身の願望であり、彼女達はそれを代替えして実行しているに過ぎない事を知り絶望する。
 そして球体と遊離した自らの魂を融合させ、最後の色魔を倒すと自らすべての希望を断ちきり消滅した。
 色魔を食い止める為の行動が全てテロとして扱われてしまった。
 但し魂は色魔の穢れを払ったために純粋で、天使に見守られ昇天した。
 作中では故人。
 ある天使と関わりがある。
 洋子とは異母兄弟であり、父親が妻との間にもうけた子供である。

)父親

 洋子の父親。
 元々良家の人間で、駆け落ちする形で母親と暮らし洋子をもうける。
 しかし、両親に居所を掴まれ引き戻される形で別離。
 彼女も近所にいられなくなり、湾岸区域に引っ越し洋子を育てる事にした。
 その後両親が決めた妻と結婚し、借りとして子供をもうける。
 しかし彼女の事を忘れられず、調査の結果湾岸区域にいる事が発覚。
 いてもたってもいられず、よりを戻す為に母親の元に向かうも妻が追ってきており、踏と言う子供がいる事を理由に縁を切る事を迫る。
 そこで母親は見限り追い出されようとする、拒否した所で凶器を突き出し、洋子を奪ってナイフを突きつける。
 その時、母親は取り戻そうとするも父親は無意識に抵抗して振ってしまい、脈を切ってしまう。
 子供の洋子をかばう母親と、呆然となる父親、逃げようとする妻を目の当たりにした25年後の洋子は魔に取りつかれ、その力で子供を吹き飛ばし同時に命を落とす。

)母親
 洋子の母親。
 駆け落ち同然に父親と暮らし、洋子をもうける。
 しかし、父親は両親に引き戻される形で別離。
 その後も戻る事を信じながらも近所から不倫として嫌われ、洋子を育てていた。
 父親は戻って来てたが、同時に妻も子供をもうけて駆けつけてきていた。
 その様を見て見限り、去るように言われるも引き止める為凶器を突き出して脅す。
 しかし母親は引かなかった為、に突きつけようとする。
 母親は洋子を取り戻そうとする、その勢いでナイフがぶれてしまい母親に刺さり絶命する。

)妻
 父親がもどされた後、両親のあてつけで結婚した。
 その後子供の踏をもうけ、後継ぎとされる。
 父親が家を突き止め、母親の元に向かおうとするも彼が残したメモから母親の元に向かい、踏を突き出して関係の解消を迫る。
 これにより母親は完全に父親と断ち切る事を決めるが、認めなかった父親は幼い洋子を奪って脅迫。
 その後母親が殺害される様を見た彼女は呆然となる。
 その様を見て絶望し、魔になった25年前の洋子により父親と共に吹き飛ばされブロックに激突して絶命する。
 その際赤ん坊の踏を本能的に庇い、ショックから守った。
 彼女自身はあくまで「家」に拘っており、愛情はなかった。
 

テーマ : 創作シナリオ
ジャンル : 小説・文学

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