本の壁。

 図書館で借りてきた「中国の1日」を読み終えました。

 アレなタイトルですが、
内容というと「1936年5月21日の出来事を報告する」というテーマで中国全土に募集をかけ、
集まった写真や版画、文を編纂してまとめたもので、
当時の中国の1日を様々な人間が書き表したものとなっています。

 主だって「抗日」(但し当時の検閲で抗×となっています)「阿片」、
「共産」といったものが目立ち、
当時の世相が民にまで及んでいるのがわかります。

 と言っても民の視点から書いているので政治的なイデオロギーはなく、
一般の目線から見た感覚、
要は「平和な中で現れた厄介な連中」としての側面が強いです。

 また平穏な一日について書いた物があり、
当時の農耕や教育などの文化も知ることができます。

 只、
あとがきでも編者が書いている通り当時の中国は文盲が多く、
文が書けたのはエリートであるという点も考える必要があります。
(本当の意味での一般市民ではない)

 さて、
休みの日は何もしないでボーっとしているのが一番なのですが、
居ても立っても居られない松尾芭蕉体質なので、
東洋文庫へ出かけてきました。

 入場料900円という恐るべき価格帯ですが、
中に入るとまあ、普通の小さい博物館だな……と思いきや、
フラッシュでなければ撮影可とのこと。

 これはと思い、
撮影してみました。

2019071001.jpg

2019071002.jpg

2019071003.jpg

 本の壁です。

 ロビーもこんな感じで。

2019071004.jpg

 様々な本が展示されていまして、
解体新書の原本をはじめとする貴重な書物も置いてあります。

 本(というハード)が好きであれば間違いなく見に行って損はないです。
 値が張りますが。

 本の内容が好きな人は……図書館にでも行ってください。
 自分の中では閉館前のオルゴール博物館と同じくらいの穴場でした。

 ちなみに庭園もありましたが、
これは次回以降……かな?

テーマ : ちょっとおでかけ
ジャンル : 旅行

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